八味地黄丸についての記事
病気と漢方
後編:「オーラルフレイル」と漢方 ~口の衰えにも有効な処方とは~
滑舌が悪くなったり、硬いものが食べられなくなったり、食事の際にむせるようになったりするなど、ささいな口の機能の衰えを指す「オーラルフレイル」。一見、全身の健康…
病気と漢方
Vol.1 40代以降の冷えと漢方 ~冷えが「万病のもと」である理由~
寒さが身に染みる秋から冬にかけて、多くの人が悩まされる「冷え」。パンパンに重ね着しないと外に出られない、食品売り場フロアの寒さに耐えられない、手足が冷たくてな…
外来でよく使われる漢方薬
八味地黄丸(はちみじおうがん)
構成生薬 地黄(じおう) 山茱萸(さんしゅゆ) 山薬(さんやく) 沢瀉(たくしゃ) 茯苓(ぶくりょう) 牡丹皮(ぼたんぴ) 桂皮(けいひ) 附子末(ぶしまつ) 作用の特…
病気と漢方
前編:不妊治療の現在と漢方による男性不妊へのアプローチ
現政権が掲げる看板政策、「不妊治療への保険適用拡大」に対して、国民の関心が高まっています。不妊症については女性側の原因に関心が向きがちですが、1993年に世界保健…
漢方ニュース
診療・治療ガイドラインに掲載された漢方薬(4)前立腺肥大症・男性下部尿路症状
前立腺肥大症は、加齢に伴って進行する前立腺が腫れる病気です。前立腺の肥大により、尿道が狭くなり尿勢の低下や残尿感などの症状が出る場合があります。
漢方ニュース
うつ病治療における、漢方薬の得意分野
第67回日本東洋医学会学術集会で東京都八王子市・青溪会駒木野病院の田亮介先生が、うつ病治療において、向精神薬では十分に改善しない身体症状、向精神薬による副作用の…
外科医が使って知った漢方薬の魅力「意外と効くもんだ」
耳鳴りに加えて、めまいやふらつきの症状も出た70代女性
耳鳴りの症状を改善したいと来院した70代女性。まず、耳の症状に有効なことがあるエキス剤の八味地黄丸を1回2.5グラム1日3回毎食前処方した。
外科医が使って知った漢方薬の魅力「意外と効くもんだ」
原因のはっきりしない頻尿を訴える97歳女性
老人保健施設に入所している97歳の女性。頻尿に対し、牛車腎気丸のエキス剤を処方し、2週間内服してもらったが、尿の回数が減ることはなかった。そこで附子末を加えること…