がん治療についての記事
がん治療中のツラい副作用…漢方薬で上手にコントロール
これまで「不治の病」というイメージが強かったがんですが、医学の進歩によって、少しずつ「治る病気」へと変わってきています。実際、がんと診断された後に、無事に治療…
卵巣がんの初回標準治療に十全大補湯を併用することで予後が改善
刈谷豊田総合病院産婦人科の山本真一先生らは、卵巣がんでの初回標準治療に十全大補湯を併用することで、進行期の卵巣がんでの予後改善(生存期間延長)効果があったこと…
抗がん剤による口内炎、重症化を軽減する漢方薬とは?
恵佑会札幌病院薬剤科の出町拓也先生は、漢方薬の半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)を服用することで、抗がん剤の副作用である口腔粘膜炎(口内炎)の重症化を軽減できる…
【学会レポート】漢方薬に医療費削減効果はある?ない?
東京大学大学院の康永秀生教授は、6月に名古屋で開催された第68回日本東洋医学会学術集会のシンポジウムで講演し、DPCを採用する医療機関の入院患者データベースから、漢…
がん治療で有効な漢方薬とは?~大建中湯・牛車腎気丸・十全大補湯の研究結果から~
外科領域でも漢方薬を積極的に処方しているケースが見られます。徳島大学医学部消化器・移植外科学の吉川先生は、がんの手術前後の周術期の炎症などの抑制に対して大建中…
がん治療中の食欲不振、体重減少、筋肉の減少症状改善に六君子湯が有効
第68回日本東洋医学会学術集会で国立がん研究センター研究所の上園保仁先生らが、がん悪液質の症状改善に漢方薬・六君子湯が有効であり、その作用が六君子湯に含まれてい…
十全大補湯、補中益気湯などに大腸がんの肝臓への転移を防ぐ可能性
がんの転移に対して最近、動物実験などの結果から、一部の漢方薬に抑制効果があることが分かってきています。そうした事例として富山大学の済木育夫先生らが、十全大補湯…
がん治療中の辛い症状は漢方薬でも改善できる!<第5回>「抑うつ状態や気分の落ち込み」には「蘇葉」や「人参・黄耆」が含まれる漢方薬を
がん患者さんには、肉体的にも精神的にも大きなストレスやプレッシャーが押しかかります。加えて、乳がんや子宮がんなどの治療で用いられるホルモン治療の副作用でも抑う…
がん治療中の辛い症状は漢方薬でも改善できる!<第4回>「口内炎」には「半夏瀉心湯」が効果あり
口内炎はがん治療中の患者さんに比較的多くみられる症状です。抗がん剤による口内炎の特徴は、(1)痛みが非常に強く、小さい潰瘍であっても痛む、(2)免疫力低下によっ…
がん治療中の辛い症状は漢方薬でも改善できる!<第3回>「倦怠感」には、足りないものを「補」う「補剤」を
がん患者さんがもっとも多く経験する症状が「疲労」や「倦怠感」です。この疲労、倦怠感は貧血や栄養不良、腎臓や肝臓の障害、むくみ、発熱などの身体的要因に加え、不安…
がん治療中の辛い症状は漢方薬でも改善できる!<第2回>「牛車腎気丸」が「手足のしびれや痛み」をやわらげる
抗がん剤が原因で末梢神経が障害され、手足などのしびれや痛みが起こることがあります。末梢神経には、運動神経、感覚神経、自律神経があり、それぞれで症状が異なります。
がん治療中の辛い症状は漢方薬でも改善できる!<第1回>「食欲不振」には、「六君子湯」が食欲増進ホルモンを高める
近年、漢方薬において「この成分が、身体にこのように働くから、症状が改善する」というように、“効く”メカニズムが解明されつつあります。この連載では10回にわたって、…
市民公開セミナー「もっと知ってほしい『がんと漢方薬』のこと」レポート(後編)
漢方薬と西洋薬の違いや、がんサバイバー・増田さんの講演や会場から寄せられた質問に答えたQ&Aトークセッションをご紹介します
市民公開セミナー「もっと知ってほしい『がんと漢方薬』のこと」レポート(前編)
漢方薬の基礎的な知識と共に漢方薬の使用の実態や臨床試験でわかってきたことに関して、各専門家の先生方の講演が行われました
「患者さんの生活の質の向上」も求められるこれからのがん治療
2006年に成立した「がん対策基本法」と、それに基づき、がん対策を総合的かつ計画的に推進するために策定された「がん対策推進基本計画」。この2つが日本のがん治療を大き…
がん治療に漢方薬を導入する医師は確実に増えている
私は外科医として、キャリアをスタートしたのですが、そこで治療していたがん患者さんの多くが副作用に悩んでいました。患者さんの抗がん剤や放射線治療の副作用に対して…