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外来でよく使われる漢方薬

外来でよく使われる漢方薬や一般的に知られる漢方薬について、作用の特徴やエビデンスを紹介します。

呉茱萸湯(ごしゅゆとう)

呉茱萸湯は、中国・後漢時代に医師である張仲景によって記された『傷寒論』『金匱要略(きんきようりゃく)』に収載された漢方薬です。片頭痛の治療薬として昔からよく使…

安中散(あんちゅうさん)

安中散(あんちゅうさん)は、中国・宋の時代に発行された処方集である「和剤局方」に収載された漢方薬です。

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

小青竜湯は、中国・後漢時代に医師である張仲景によって記された『傷寒論』『金匱要略(きんきようりゃく)』に収載された漢方です。小青竜湯の名は、構成生薬のひとつで…

桔梗湯(ききょうとう)

桔梗湯は、甘草と桔梗という2つの生薬でできた漢方です。身体の部位の中でも、のどは外界に直接接している場所です。そのため、炎症のパターンも独特の形があり、漢方薬も…

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

柴胡加竜骨牡蛎湯は、中国・後漢時代に医師である張仲景(ちょうちゅうけい)によって記された『傷寒論』が出典です。

小柴胡湯(しょうさいことう)

小柴胡湯は、かつて肝炎や肝機能障害、肝がんの予防などに用いられていましたが、現在では抗ウイルス薬などの西洋薬で治療が可能になったため、肺や気管支の炎症、脳梗塞…

女神散(にょしんさん)

女神散は、のぼせやめまい、不安で眠れない、耳鳴りがする、頭痛・頭重、肩こり、腰痛、情緒不安定など、いくつもの不調を抱える女性に対して用いる代表的な漢方薬のひと…

麻子仁丸(ましにんがん)

漢方薬には、便秘を改善する作用のあるものがいくつもあります。便秘の原因やそれぞれの人の体質に合わせて処方されます。

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

黄連解毒湯は熱による毒症状の解毒が期待できる漢方薬で、炎症など熱の発生を伴う諸症状や出血、皮膚のかゆみを抑えるのに使われています。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

当帰芍薬散は桂枝茯苓丸、加味逍遙散とともに「婦人科三大漢方薬」に数えられます。痩せ型、色白で体力のないタイプの人に有用です。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

半夏厚朴湯は、のどに球が詰まっているような感覚のする「ヒステリー球」や、梅の種がつかえているような感覚のする「梅核気(ばいかくき)」と呼ばれる、のどの違和感を…

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

防風通聖散の本質は、脂質代謝異常を正常化することにあります。そのため、脂質代謝に異常をきたすほど内臓脂肪が多い人には、内臓脂肪を減らすことで減量・便秘に効果を…

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

桂枝茯苓丸は「女性の三大処方」と呼ばれる漢方薬のうちのひとつで、漢方医学でいう血の流れが悪く滞っている「瘀血(おけつ)」の状態のときに使うとよいとされてきまし…

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

十味敗毒湯はおでき、にきび、皮膚炎、湿疹、じんましん、水虫など、さまざまな急性の皮膚炎に使われる漢方薬です。

八味地黄丸(はちみじおうがん)

構成生薬 地黄(じおう) 山茱萸(さんしゅゆ) 山薬(さんやく) 沢瀉(たくしゃ) 茯苓(ぶくりょう) 牡丹皮(ぼたんぴ) 桂皮(けいひ) 附子末(ぶしまつ) 作用の特…

柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)

柴胡桂枝湯は、小柴胡湯と桂枝湯を合わせた処方で、応用範囲がたいへん広い漢方薬として知られています。

柴苓湯(さいれいとう)

柴苓湯は、抗炎症作用を持つ小柴胡湯と、利水作用を持つ五苓散を合わせたものといわれています。しかし、製法の違いから、柴苓湯のほうが小柴胡湯+五苓散よりも穏やかに…

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

十全大補湯は、体の働きを補う補剤のひとつで、名前の通り10の生薬から構成されています。補剤にはほかに、補中益気湯や人参養栄湯などがあります。

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