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【参加無料】「漢方」と最新の「データサイエンス」を学ぶ特別セミナーを神奈川で開催

公開日:2016.04.04
カテゴリー:漢方ニュース

画像はセミナーちらしより

 日本独自の形で発達した漢方。近年では、医薬系大学等に研究・診療部門が相次いで開設され、科学的研究も盛んになっており、漢方と西洋医学の融合診療が進んでいます。漢方は、人類が長い時間をかけ自然界から探り当ててきた天然の薬である、生薬の蓄積・発展と常に共にありました。その生薬は今、医薬品にとどまらず、食品としても扱われており、安全性を確保するための手法や技術の開発が不可欠となっています。

 一方、この数年で目覚しい進展を遂げているデータサイエンスも、現代医療に新たな光を照らし始めています。日々産生される膨大な量の診療情報やゲノム情報などを、いわゆる「ビッグデータ」として活用し、人類の健康や寿命を著しく改善していくことが期待されています。

 一見、関係なさそうに見えるこの「漢方」と「データサイエンス」ですが、患者情報のデータマイニング(膨大なデータの集合の中から、知識や法則などを発見する試み)から、漢方における診断治療体系の暗黙知を客観化する取り組みが行われるなど、融合する動きを見せています。

 今回の特別セミナーでは、漢方臨床医、生薬研究者、さらに数学者が一堂に会し、それぞれの立場から診断・治療の実際、ラボとフィールドでの研究活動とレギュラトリーサイエンスの推進、ゲノムビッグデータ時代の医療について解説。個々人に合った総合的な疾病予防や診断・治療を行う漢方の視点と、最新のデータサイエンスがもたらす知見を得ることで、疾病が診療科ごとに細分化された現代医療を見つめ直す絶好の機会となるでしょう。ぜひ、ご参加ください!

文部科学省 地域イノベーション戦略支援プログラム・特別セミナー
「東洋医学の叡智とデータサイエンス」

【日時】
2016年4月28日(木) 13:30~17:00(開場 13:00)
【会場】
かながわサイエンスパーク内 KSPホール
神奈川県川崎市高津区坂戸3-2-1(地図はこちら
【参加費】
無料(先着順・要事前申込)
【定員】
先着50人
【プログラム】

(演題は変更となる場合があります)

  • 講演1:漢方専門医は何を診ているのか~千年の経験に基づくオーダーメイド医療
    富山大学医学薬学研究部和漢診療学講座助教、同大学附属病院診療講師 野上達也先生
  • 講演2:生薬の研究活動とレギュラトリーサイエンス
    京都大学大学院薬学研究科 薬品資源学分野 准教授 伊藤美千穂先生
  • 講演3:データサイエンスが導く未来の医療と東洋医学の新展開
    東京大学医科学研究所ヘルスインテリジェンスセンター 健康医療データサイエンス分野 教授 井元清哉先生
  • 質疑応答
【主催】
公益財団法人 神奈川科学技術アカデミー

※本講座は、文部科学省・地域イノベーション戦略支援プログラムの一環として実施しています

セミナーの申込み方法

申し込みは締め切りました。ありがとうございました。

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