【体験談】「年のせい」と諦めていた不調、原因は冷えだった。漢方薬の服用が自分の体調を振り返るきっかけに
「漢方薬を服用してみたいけど実際の効果は?」「同じような悩みで困っている人の体験談を知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
今回は48歳のサロン経営者である高橋礼子さん(仮名・女性)に漢方薬を飲み始めるきっかけや服用し始めてから変わったことを伺いました。
更年期で生理が終わったと思っていたらダイエットのせいだった
自分の不調を実感したのは、ダイエットを始めてからです。40代を過ぎて、念願のネイルサロンをオープンし、慌ただしい毎日を送っていました。ランチを食べる時間もなく過ごし、どうしても夕食を食べ過ぎてしまうように。だんだんと体重も増えてしまいました。気がつけばベスト体重から8kg増。これはマズイと、炭水化物抜きダイエットを始めました。炭水化物以外はバランスよく食べて、1年かけて10kg体重を落とし、大成功!と思ったのですが、その頃から生理が止まってしまったのです。
ちょうど更年期の時期でもあったので「そろそろかな」と婦人科を受診したら「女性ホルモン値は30代程度。ご自身では自覚していないかもしれないが、体がとても冷えている。生理が止まったのはそのためではないか」とアドバイスを受けました。先生には、ダイエットのために始めた毎朝のスムージーや、サラダ多めの食事など、「いい」と思っていた習慣が冷えを起こすことを教えてもらいました。コロナ禍で運動不足になっていたことも冷えに拍車をかけていたようです。そこから漢方薬を勧められ、服用するようになりました。
それまでにも漢方薬を服用している知人からの勧めはあり、もともと興味はありました。漢方薬を処方してもらうつもりで婦人科を受診したわけではありませんでしたが、特に抵抗なく飲み始めることができました。
婦人科を受診したことで気がついたのが、自分の体が相当冷えていたということ。
手足は温かいので「冷え性ではない」と思い込んでいましたが、お腹やお尻、太ももは冷たく「隠れ冷え」だと言われました。
振り返ると、ダイエットを始めてから仕事中のむくみが気になっていたり、夜は疲れてすぐに寝てしまうものの、夜中に目が覚めてそこから眠れなくなってしまったり、ということが多々ありました。そのせいか疲れが抜けず、いつもぐったりしていて顔色もさえないような気がしていたのです。これらの不調はどれも「年のせい」だと諦めていましたが、後々冷えはむくみにもつながっていることを知り、納得しました。
漢方薬がきっかけで自分の不調に改めて気がつく
漢方薬を服用し始めて変わったことは、すぐに生理が再開したことです。閉経を迎えたと思っていたので、およそ半年ぶりの出血に驚きました。それに、自分が今までどれだけ冷えていたのかと思うほど、体の中からじんわり温かい感じが続くようになったのです。腰やお腹も今までに比べると熱を感じるようになりました。また、朝まで目が覚めることなく眠れるようになったおかげで、疲れも取れ、一日元気で過ごせるようになっています。
漢方薬が自分の体に合っていたのだと思いますが、ひとつの薬で自分の体が元気になったことがとても嬉しいです。
最近では、漢方薬のほかに、お灸も始めています。貼るタイプのものを腰に使うと、ジワジワと温まって一日の疲れが取れたような感じがし、よく眠れるようになりました。
最近では、サロンにいらっしゃる方にも、漢方薬やお灸を勧めています。同年代の方が多いので早速取り入れてくださる方も多く、輪が広がっています。
漢方薬を服用してまだ半年ほどですが、自分自身の体調を振り返るよいきっかけとなりました。これから来る更年期に備えて、漢方薬を飲み続けていきたいと思います。
※本記事は個人の体験でありすべての方が当てはまるわけではありません。ご自身の治療・症状については、医師や薬剤師にご相談ください。