記者アーカイブ
卵巣がんの初回標準治療に十全大補湯を併用することで予後が改善
刈谷豊田総合病院産婦人科の山本真一先生らは、卵巣がんでの初回標準治療に十全大補湯を併用することで、進行期の卵巣がんでの予後改善(生存期間延長)効果があったこと…
肺炎治療に漢方薬を併用することで治療期間が短縮
肺炎治療の際、抗菌薬に小柴胡湯を併用することで、抗菌薬の投与期間や発熱期間の短縮につながることを、静岡県の島田市立島田市民病院の山崎玄蔵先生らが、第70回日本東…
間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の治療に当帰四逆加呉茱萸生姜湯
間質性膀胱炎・膀胱痛症候群に当帰四逆加呉茱萸生姜湯が有効であると、女性医療クリニックLUNAネクストステージの関口由紀先生らが第70回日本東洋医学会学術大会で発表し…
抗がん剤の副作用予防に牛車腎気丸を使用することで、医療費抑制につながる可能性
日本経済大学大学院経営学研究科教授の赤瀬朋秀先生は、抗がん剤の副作用である末梢神経障害の予防を目的に、大腸がんの患者さんに対して、牛車腎気丸を使用することで、…
いまづ先生の漢方講座 Vol.2 げっぷに苦しむ老人
暑い夏が終わると、「食欲の秋」がやってきます。秋の味覚に箸が進んで、ついつい食べ過ぎてしまう方もいることでしょう。今回は、食べ過ぎからくる消化器の不調に対処す…
シリーズ:季節の漢方 「夏の疲れを解消する養生法」
いよいよ夏も終盤にさしかかり、暑さや湿度に身体も心も疲れてしまっている方が多くいらっしゃるかと思います。これからの秋を健やかに迎えるためにも、夏の疲れを解消し…
いまづ先生の漢方講座 Vol.1 夏の暑い日を漢方で切り抜けよう
夏に関連する病気は、熱中症ばかりではありません。以前は「夏バテ」と言われていましたが、気温の上昇による体のトラブルだけでなく、湿度の高い日本ならではの体調不良…
高齢者の帯状疱疹に越婢加朮湯
白十字会燿光リハビリテーション病院薬剤部の嶋田聖子先生は、抗ウイルス薬に漢方薬の越婢加朮湯を併用することで、帯状疱疹の湿疹の治りが早まり、薬の投与日数も短くな…
漢方薬の副作用を知って医師や薬剤師と適切なコミュニケーションを~芍薬甘草湯の副作用~
いなべ総合病院薬剤部の服部真奈先生は、「芍薬甘草湯を高用量で服用している患者さんでは、低カリウム血症の副作用が出やすい傾向があるため、定期的に血清カリウム値を…
ビッグデータ分析で分かった漢方薬の実力(後)妊娠中のつわりに対する漢方薬の効果
第35回和漢医薬学会学術大会で、東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻臨床疫学・経済学教授の康永秀雄先生が妊娠中のつわりに対する漢方薬使用が、西洋薬と同等以…
ビッグデータ分析で分かった漢方薬の実力(前)慢性硬膜下血腫に対する五苓散の効果
第35回和漢医薬学会学術大会で、漢方薬のビッグデータ分析の一例として東京大学の康永秀雄先生が慢性硬膜下血腫で穿頭血腫洗浄術を受けた患者で利水作用を有する漢方薬・…
知っていましたか? 同じ漢方薬でも、メーカーごとに中身が“ちょっとだけ”異なるものも
日本病院薬剤師会関東ブロック第48回学術大会で、浜薬科大学漢方薬学科漢方天然物化学研究室教授の榊原巌先生が、製造販売企業によって成分量などに違いがある医療用の漢…
食事が摂れない高齢者に「水」を調整する半夏厚朴湯が有効
日本病院薬剤師会関東ブロック第48回学術大会のシンポジウムで、食事を摂りにくくなった高齢者に対する漢方薬の処方では半夏厚朴湯、茯苓飲合半夏厚朴湯、半夏瀉心湯、六…
ロコモ、フレイル、サルコペニアで使われる漢方薬は
日本病院薬剤師会関東ブロック 第48回学術大会で那須赤十字病院整形外科の吉田祐文先生は、フレイルからサルコペニア、さらにロコモティブシンドロームに至るまでの範囲…
第21回 市民公開漢方セミナーに参加しませんか?
2018年10月29日に、東京・新宿で日本漢方生薬製剤協会が主催する、市民公開漢方セミナーが開催されます。今回は「理解してほしい、漢方・生薬製剤の知識」と題して、日本…
六君子湯に胃腸障害以外の症状を改善させる可能性
六君子湯が、腹圧が虚弱なBMI 18程度の痩せ型、病気の影響で体重が低下したために食事が摂りにくくなったが患者さんの、日常生活動作の改善に有効な可能性があることが、…
がん治療における口内炎には、半夏瀉心湯が有効
国立がん研究センター研究所がん患者病態生理研究分野長の上園保仁先生は、「ジャパンキャンサーフォーラム2018」で、抗がん剤治療によって起こる口内炎の副作用対策に漢…
胃もたれや食欲不振などの機能性ディスペプシアに対する漢方薬の効果は?
六君子湯が機能性ディスペプシアに有効であるという多施設共同研究「DREAM Study」の結果が、大阪医科大学先端医療開発学講座の富永和作特任教授らによって海外の医学誌「…