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四季の恵みを味わう食養生:冬の薬膳弁当

公開日:2023.12.21
カテゴリー:漢方ニュース

風邪やインフルエンザが猛威をふるう冬。体が冷えていると、抵抗力も低下しがちです。冬に旬を迎える食材には体を温めるものが多くあります。意識して取り入れるようにしましょう。
また、冬は五臓でいう「腎」が要となる季節です。「腎」には、エネルギーを蓄え、「気」や「血」、「津液」を巡らせる働きがあり、この機能が低下するとむくみや貧血、肩こりなどを引き起こしてしまいます。体を温め、腎をサポートするレシピをご紹介します。

鶏ひき肉のさんが風

材料(2人分)
鶏ひき肉(もも肉) 200g 
A 味噌 小さじ1 
しょうが(おろし) 小さじ2 
片栗粉 大さじ1 
大さじ1 
塩・コショウ 少々 
長ねぎ 1/2本
大葉 6枚
片栗粉 適量
適量
作り方
  1. 長ねぎをみじん切りにしてボウルに入れ、そこに鶏ひき肉とを入れよく練り合わせる。
  2. のたねを6等分し小判型にまとめ、大葉の裏面に片栗粉をつけ、たねをはさむように貼り付ける。
  3. フライパンに油を入れて熱し、の片面ずつ中火で30秒ほど焼き、軽く焼き色をつける。極弱火にして蓋をして5~6分焼き、上から軽く抑えて弾力が出ていたら完成。
ポイント

さんが焼きは、青魚の身をたたいて味噌と合わせて焼いた料理ですが、ここでは鶏肉に代えるとともにをしょうが加えて体を温める効果をアップさせています。
大葉の表面は焦がさないよう、火加減に注意してください。一緒にししとうやピーマンを焼いて添えれば見た目も美しくなります。

ぶりの香味焼き

材料(2人分)
ぶり 2切れ(150g程度)
塩・コショウ 少々
小麦粉 適量
適量
A レモン汁 大さじ1
オリーブ油 大さじ2
バジル 4枚
パセリ 1枝
にんにく 1片
作り方
  1. バジル、パセリ、にんにくをみじん切りにする。
  2. ぶりの切り身に塩・コショウをふり、小麦粉をまぶす。
  3. フライパンに油を入れて熱し、の両面を焼き火が通ったら器に盛る。
  4. Aのフライパンに入れサッと炒める。
  5. をまぶしかけ完成。
ポイント

この時期の脂ののったぶりは、血行を改善する効果が期待できます。
ぶりのぬめりが気になるようなら、熱湯をサッとかけて下処理しておくとよいでしょう。
固くなるのでぶりは焼きすぎないよう注意してください。

さばとしょうがのそぼろご飯

材料(2人分)
さば(三枚おろし) 2枚
しょうが 20g
適量
A しょうゆ 大さじ1
小さじ1
砂糖 10g
ごはん 2膳分(300g)
作り方
  1. しょうがは千切りにする。
  2. さばの薄皮と中骨を取り除き、熱湯で湯引きする。
  3. 鍋に油を入れ、さばをほぐしながら炒める。
  4. にしょうがの半量とAを入れ、汁気がなくなったら残りのしょうがを入れて火を止める。
  5. 茶碗のごはんを盛り付け、を載せて完成。
ポイント

時間が経つとなじんで味が濃くなるので、やや薄めに味付けを。
体を温めるしょうがと血行を改善するさばの相乗効果でポカポカに。

しょうがとりんごの蒸しパン

材料(100mLの紙コップ8個分)
しょうが 100g
りんご 2個
砂糖 100g
レモン汁 1/2個分(20~25cc程度)
A ホットケーキミックス 200g
2個
牛乳 50mL
大さじ1
クコの実 適量
作り方
  1. しょうがは半分は千切り、半分はすりおろし、りんごは皮をむいてくし形に切る。クコの実は水で戻しておく。
  2. 鍋にしょうがの千切りとりんごに砂糖を加え、混ぜ合わせ30分寝かせた後、焦がさないように混ぜながら煮る。汁気が少なくなったら、おろししょうがを加え煮詰め、仕上げにレモン汁を加える。
  3. Aの材料を混ぜ合わせ、生地を作る。
  4. 紙コップに生地を6分目まで入れ、その上にと水で戻したクコの実を2~3粒のせる。
  5. 蒸し器にのカップを並べ入れ、15分ほど蒸し、完成。
ポイント

カップの大きさで蒸し時間が変わりますが、竹ぐしを刺して生地がつかなくなった後、さらに2分ほど蒸すとよいでしょう。冷めてもフワフワでおいしくいただけます。
程よい酸味のあるりんごは唾液の分泌を促進させるので、下降気味な食欲もアップします。

冬の過ごし方

気温が下がり湿度が低下しているところに暖房器具を使うと、空気はさらに乾燥してしまいます。また、暖かい部屋はのぼせやすく、体内の水分も失われやすいので、冷えに気をつけつつも水分補給を忘れないようにしましょう。

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